病院長の挨拶

院長

院長 北野 喜良

「治す医療」から「支える医療」まで、
すべての患者さんに質の高い、
やさしい医療を提供するため、
職員一人ひとりが努力しています。

 

 中信松本病院の前身は長野県立結核療養所(1940年創設、のちに国立療養所松本城山病院)と日本医療団御母家奨健寮(1944年創設、のちに国立寿療養所そして国立療養所東松本病院)に遡り、1966年に城山病院と東松本病院が統合して中信松本病院が発足しています。一方、松本病院の前身は松本衛戍(えいじゅ)病院で1908年に創設され(のちに松本陸軍病院に名称変更、1945年国立松本病院として発足)、松本市旭町から村井の地に移転して45年を経ています。ともに歴史のある松本病院と中信松本病院は2008年4月に組織統合してまつもと医療センターが誕生いたしました。統合時より、将来二つの病院を一体化することで診療機能の充実・強化を図り、さらに質の高いやさしい医療を提供するべく努力してきたところです。

 さて、平成30年5月中信松本病院と松本病院は一体化統合し、名実とともにまつもと医療センターとして生まれ変わります。病床数は458床を予定し、62室の個室を設け、1床あたり約9㎡以上に拡充し、HCU(重症患者集中治療室)8床を新設するなど、患者さんの療養・診療環境向上にも配慮しています。統合により診療機能はさらに高まり、救急医療・がん診療・各種専門的医療から障がい者医療まで幅広く、質の高い医療を提供できると確信しております。

 ところで、数学では1+1=2です。整数論は、ゼロを定義し、1+1=2の公理を定め、自然数とは何かの定義をするところから始まります。さらに、整数から有理数→実数→無理数→複素数と、公理と定義に基づいて体系化され、無限(∞)まで導き出しています。急激な変遷を遂げている現代の情報化社会も、この厳密な学問である数学に支えられているといっても過言ではないでしょう。1+1=2、これは公理と定めたのだから否定のしようはありません。しかし、本当にそうでしょうか?  実は、われわれは「1(中信松本病院)+1(松本病院) < 2(まつもと医療センター)」と計算しています。われわれはその証明をしようと、病院の理念に基づき、日々、地道に努力しています。がんばるぞう! ころばんぞう!

 患者さんのオートノミー(自律)を尊重して一人ひとり丁寧に診させていただきます。この地域から求められている救急医療などのニーズに応え、この地域とともに発展して行きたいと思っています。
 いつでもお気軽に受診していただければ幸いです。