病院長の挨拶

院長

院長 北野 喜良

「治す医療」から「支える医療」まで、
すべての患者さんに質の高い、
やさしい医療を提供するため、
職員一人ひとりが努力しています。

 

 近年の少子高齢化いう人口構造の変容や経済の低成長は、医療に甚大な影響を及ぼそうとしており、現在医療提供体制の改革が急速に押し進められています。その改革の大きな柱は、地域包括ケアの推進と地域医療構想の策定と思われます。生活を支える医療の重要性が高まり、その一環として医療機能の分化と連携が推進されつつあります。そうした動きは、医療制度改革とともに、診療報酬改定により政策誘導的に行われており、病院の医療現場にも既にその影響は出始めています。また、新しい専門医制度改革により、医療提供体制にも新たな変化がもたらされることでしょう。

 当センターもこうした世の中の変化を見据えて、変化することを恐れず、ソフト・ハードの面の充実ともに自分たちの意識変革を行っていきたいと思います。平成27年7月に地鎮祭が行われ、現在、赤と白模様のタワークレーンが青空に向かって聳え立ち、新病棟工事が着々と進んでいます。平成29年3月には地上6階地下1階の東病棟と地上5階地下1階の西病棟が完成します。そして松本病院の機能を新棟に移し、旧病棟等の解体工事、改修工事、外溝工事へと進み、平成30年5月には松本病院と中信松本病院が一体化し、名実ともにまつもと医療センター(Matsumoto Medical Center: MMC)が誕生いたします。

 ところで、数学では1+1=2です。整数論はこの公理とゼロを定義するところから始まり、現代社会と科学は数学を礎にして成り立っています。しかし、MMCはより高い機能をもつ病院となることより、われわれは「1(中信松本病院)+1(松本病院) < 2(MMC)」と計算しています。その証明の為、われわれは病院の理念に基づき、日々、地道に、ころばぬよう努力しています。そして、地域から求められている救急医療を充実し、経営基盤を安定させたうえで、急性期から慢性期の医療をバランス良く展開し、松本市南部から塩尻地域の中核病院としての地位を確立したいと思います。

皆々様におかれましては、ますますのご支援とご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。