診療内容
当院の呼吸器内科病床は50床で、うち21床が結核病症です。結核に関しては中南信地方の結核患者さんの入院を担っています。疾患としては肺癌、間質性肺炎、結核・非結核性抗酸菌症などの呼吸器感染症を中心に診ております。
肺癌治療に関しては、診断から、治療、終末期医療まで一貫して行っております。患者さんそれぞれの背景を考えた治療選択を行いつつ、可能な限り自宅で過ごせるように外来での抗癌剤治療に力を入れております。今まで入院で行っていた抗癌剤治療も投与時間の短縮などを行い、外来治療への移行を進めています。
また、長野県に2つしかない結核病院であり、最近増加傾向にある非結核性抗酸菌症も含め、結核を含む抗酸菌に対する診断・治療は当科の得意とするところです。これらの疾患は、長期にわたる専門的治療が必要です。結核は年々少なくなっておりますが、それに対し非結核性抗酸菌症は増加傾向にあります。非結核性抗酸菌症に対しても、適切な治療を行えるように、常に研鑽を重ねております。
診療実績(令和3年度)
肺癌及び気管支癌 | 194人 |
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COVID-19 | 160人 |
肺結核 | 57人 |
細菌性肺炎 | 26人 |
間質性肺炎 | 26人 |
診療体制
呼吸器内科医3人で診療を行っております。すべての医師がすべての患者さんを診るチーム制で診療を行っております。